2015年04月15日(水)

「イスラエルは主がエジプトに行なわれたこの大いなる御力を見たので、民は主を恐れ、主とそのしもべモーセとを信じた」出エジプト14:31




神は、モーセによって、出エジプトを果たした民を荒野へと導かれ
た。しかし途中で「引き返すように」と言われた。そして海辺で宿
営するようにと。「なぜ?」「どうして?」追っ手が来るやも知れ
ず、少しでも遠くへ一刻も早く逃げなければならないのに。しかし
引き返せと。そうしていると、パロは考えが変わり、自分で軍勢を
率い、エジプトの全戦車で追跡して来た。そして追いついた。

目を上げて見ると、軍勢が迫っていた。命令に従ったがために、引
き返して追いつかれてしまい、一体どうなっているのか。彼らは
「非常に恐れて、主に向かって叫んだ」。すぐ背後に追っ手が。ど
んなに恐怖だったろう。なぜ、神は途中で引き返すように、言われ
たのか。「彼が彼らのあとを追えば、パロとその全軍勢を通してわ
たしは栄光を現わし」と、“栄光を現わすため”と言われている。

私たちも、神に従ったのに、なぜこんな事が?どうしてこうなるの
か?と大きな苦しみを通るが、そこには深いご計画があり、その苦
しみを通して、神の栄光が現わされると。その時に「恐れるな。し
っかり立って、主の救いを見よ」と。

「主が戦われるから、あなたは黙っていよ」と。恐怖の民に、まず
「恐れるな」。民が戦うのでなく、「立って、見よ、黙っていよ」
と。神の主権を認め、神の真実に信頼して、静まる時、主の救いを
見るのです。神がご自身のわざをされる。目の前の窮状に、神の栄
光が現わされる。
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しっかり信仰に立ち主の救いを見て、そして忘れないように覚えて
いよう。何度も助けられたのにちょっとした事で恐れ動揺する者だ。
今の窮地も、主のご計画だ。恐れず黙って主によりすがろう。