2002年05月16日(木)

「満ち足りる心を伴う敬虔こそ、大きな利益を受ける道です」(Tテモテ6:6)



 試練や、困難、苦痛はいつも私達を試す。
痛い事、嫌いな事、辛い事が来ると、大方
は逃げる。それを避け、かわしてしまう。
誰しも痛い事は嫌なのだ。困難は私達が逃
げるか、それとも信仰に立ってしっかりと
受けとめるかを試すのだ。私達は苦しみの
反対は繁栄、成功だと思う。しかし、そう
ではない。繁栄、成功は実は苦難の線上に
あるのだ。成功は形を変えた試しだ。
苦しみは厳しいものだが、成功に比べれば
百分の一ぐらいの試しだ。繁栄、成功とい
う高い所にいながら、霊性、道徳性、物質
的な事のバランスを保てる人は稀有だ。
実は昇進より降格の方がたやすいのだ。
それは処理できる。しかし、成功と繁栄は
全然試練に見えないが、大きな誘惑であり
試みだ。それは人格に攻撃してくる。
貪欲、更にもっともっとと際限がない。
高慢に陥り、成功して破滅に向かった人は
多い。敬虔を求めよ。