2016年09月15日(木)

「見よ。主の目は主を恐れる者に注がれる。その恵みを待ち望む者に」詩篇33:18 



「王は軍勢の多いことによっては救われない。勇者は力の強いこと
によっては救い出されない。軍馬も勝利の頼みにはならない。その
大きな力も救いにはならない」とある。戦いにおいて、当時は、軍
馬をどれだけ所有するかが、力だった。数が勝負だ。多勢に無勢、
常識で考えると、戦いでは、軍馬や軍勢が多い方が、どう考えても
有利だ。多い方が勝つだろう。

しかしダビデは言う。勝利は、軍勢の多いことにはよらない。軍馬
も勝利の頼みにならないと。勝利は、軍馬、軍勢ではなく、ただた
だ神によると。神のお心による。そのお心とは、「見よ。主の目は
主を恐れる者に注がれる。その恵みを待ち望む者に」だ。主の目は、
主を恐れる者=主を愛し、主を喜び、尊ぶ者、そしてその恵みを待
ち望む者に注がれ、その者から離れない。

罪を決して犯さない、品行方正な人の上でなく、罪を悔い改め赦さ
れて、恵みを待ち望む者の上だ。そして「聖なる御名に信頼してい
る」、主を信頼するところに勝利がある。私たちは何に信頼してい
るだろう。富、所有物、地位、肩書き、能力、家族、人、健康、仕
事・・。そして、主は、あなたが依存しているものを取り扱い、気
づきを与えて下さる。

色々な出来事の中で、本音で自分が頼っているもの、力としている
もの、支えとしているものを教えられる。偽りの拠り所に気づかせ
られる。軌道修正により、主だけを頼るように導かれる。
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自分自身の誇りや、またあれもこれも手元に置いておきたいと、主
以外の多くのものを頼みにしている。失ったときにそれと気付く。
失うことは感謝だ。明け渡し天から与えられるものを数えていこう。