2017年12月16日(土)

「彼らが、私たちをさばく王を与えてください」と言ったとき、 そのことばはサムエルの気に入らなかった。そこでサムエルは主に 祈った」Tサムエル8:6



イスラエルの国は、神によって治められていた。しかし民は、人間
の王を求めた。サムエルは年老いて、息子達も主の道を歩んでいな
い。敵の攻撃があっても王がいれば戦ってくれる、そのため他の
国々のように、自分たちも王が欲しいと。サムエルは気に入らなか
ったが、祈りに持って行った。私たちも気に入らない出来事も、ま
ず祈りに持って行く事が大切だ。

主は、民が、人間の王を欲した時に、「彼らを治めているこのわた
しを退けた」と言われた。そして、王の権利を知らせよと言われ、
サムエルは、ことごとく民にどんな犠牲があるかを知らせた。息子
は戦いに取られ、娘たちは働かされ、畑は取り上げられ、自分の家
来たちに与える・・そして自分たちの選んだ王のゆえに主に求めても、
その日、主は答えて下さらないと。

しかし、それでも尚、民はどうしても王が欲しいと言い張った。そ
の時、主は、彼らに一人の王を立てよと答えられた。人間が、神の
警告を聞かずに、どうしてもしたいと主張し続けて願うものは、神
は与えられる。しかし願いが叶えられた結果、やせ衰えると。「そ
こで、主は彼らにその願うところを与え、また彼らに病を送ってや
せ衰えさせた」詩106:15

自分の欲望を突き通すのでなく、私たちを愛し、最善を備えて下さ
っている神に従い、神の警告に従う事が、自分にとって喜びと平安
の道だ。それは何よりも神の愛から出ているからだ。純粋に私たち
の益のためだ。もし今、主からの警告があるなら、耳を傾け、従お
う。

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どうしてもの欲望、欲しいものがあるなら、その思いをまず主に持
って行こう。気持ちを充分告げて知って頂こう。もし御心でないな
ら教えて下さる。主に充分受け止められ、受け入れられ、愛されて
いる事がわかるからこそ、自分の思いを献げて行ける。