2020年01月16日(木)

「主の使いは彼に言った『・・敵対して出て来たのはわたしだったのだ。あなたの道がわたしとは反対に向いていたからだ』」民数記22:32




モアブの王バラクは、バラムに使いを送り、イスラエルを呪うよう
にと要請した。余りにもイスラエルの力が強くて、脅威を感じたか
らだ。そこでバラムは神に伺いを立てた。神は「その者たちと一緒
に行くな、民を呪うな」とはっきり答えられた。するとバラクは、
更に大勢のそれも位の高い者たちを遣わした。そして手厚くもてな
すからと、富や地位、名声をちらつかせた。

バラムには誘惑となり、主の答えはすでに決まっているのに「主が
何か他のことをお告げになるか確かめる」と言った。バラムの心の
すきに、サタンがつけ込んだ。すると主は「立って彼らとともに行
け」と言われた。バラムは、明確に「行くな」と命じられたにかか
わらず、本心は行きたかった。欲望だった。

「不義の報酬を愛したバラム」と言われている。だから主はバラム
の強い意志の通りにされた。富と名声に目がくらんでしまった。主
は無理やり止められない。それならロボットになってしまう。自発
的な、自由意志で主に従うことを求めておられ、それを喜ばれる。
心のすきにサタンは猛威を振るって襲って来る。助けを求めて祈っ
ていよう。

そこに主の使いが抜き身の剣を持ち、道に立ちふさがった。「あな
たの道がわたしとは反対に向いているから」と。主が介入され、結
局は、バラムはイスラエルを祝福することになる。心の内の欲望は
サタンに足場を与え、道を誤ってしまう。自らの弱さを覚え、心し
て主に助けを求めていよう。
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明らかに御心に反すると知りつつどうしても行くなら、もはや主は
止めない。そうなる前に、主の警告を聞こう。何度も立ちはだかっ
ておられないだろうか。主の御心を求めて祈ろう。