2020年04月15日(水)

「見よ。主が彼のかたわらに立っておられた。そして仰せられた。『・・あなたがどこに行っても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ戻そう』」創世記28:13



ヤコブは、父と兄を欺いて祝福を奪ったが、自らの罪のために、家
におれなくなった。遠く伯父のもとへと旅立った。何も無い原野で、
石を枕に、野宿となった。これから先どうなるのか、大きな不安と
恐れに襲われ、又、家族を離れどんなに寂しく、孤独だったろう。
そんな彼のかたわらに主が立たれた。

そして主は「あなたの子孫は地のちりのように多くなる。わたしは
あなたと共にあり、どこに行ってもあなたを守り、あなたをこの地
に連れ戻す」と約束された。だが、その連れ戻すとの約束の成就に、
何と20年を要した。何と長い歳月だろう。主の時は長い。私たちは
なかなか待てない。しかし、主は地道に、年月をかけながら、こつ
こつと私たちを練り上げられる。時間がかかる。

そして主にとり、無駄な時間は無い。今日の1日は、練られきよめ
られ、造り変えられる途上にある貴重な時間だ。必ず時は満ちる。
状況が少しづつ変化して行く。ヤコブも20年後に状況が変わって行
った。ラバンやラバンの息子達が段々好意的でなくなり、態度が違
って来た。問題が起きそうだ。そんな時に主の御声が臨んだ。生ま
れた国へ帰れと。

主の約束は100%実現する。主の言葉は成就する。ヤコブは辛い苦
しい20年を通り、砕かれ練られ、厳しい訓練を受けた。私たちにも、
無駄な事は一つも無く、すべては私たちのためだ。信仰の目を持っ
て事態を、状況を見よう。そしていつもすぐかたわらに主が立って
おられる事を覚えよう。
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待たされている祈りも全く無駄のない途上、近道など無い事が感謝
だ。この一日が「主がこの所におられるのに私はそれを知らなかっ
た」と新しく主ご自身を知る喜びの途上だ。