2020年10月16日(金)

「彼女は行って、エリヤのことばのとおりにした。彼女と彼、および彼女の家族も、長い間それを食べた」T列王17:15



エリヤは主の言葉の通りに従い、饑饉の間、ケリテ川の水を飲み、
カラスが運んで来る食物で養われた。エリヤは主の言葉に従ったの
だが、ここでやもめもまた、エリヤを通して語られた主の言葉に従
っている。エリヤは、やもめにより養うとの主の示しを受けて、町
で出会ったやもめに、水を頼む。その時に一口のパンもと。

非常に厚かましい申し出だ。そのやもめは、饑饉のまっただ中で、
食糧も底をつき、最後に子供に美味しい食事をさせてやって、死の
うとしている状況だった。極めて厳しい辛い現実だ。やもめにとっ
て、もう万事休すだった。何もどうする事も出来ず、死を待つだけ
の絶体絶命の事態だった。そんな状況で、最後の粉をくれとはとて
も言えない。

しかしエリヤは、状況でなく信仰に立った。「恐れてはいけませ
ん」と語った。まず「恐れるな」と。そして「私のために、それで
小さなパン菓子を」と。そうするなら「雨が降るまで、粉は尽きず、
油は無くならない」と。やもめはその言葉を信じ、エリヤの言う通
りに従った。最後の粉をエリヤに献げた。すると粉は尽きず、油は
無くならなかった。

主の言葉はその通りに成就した。主はエリヤを通して、やもめと家
族を救われた。エリヤが主に従う事によって、彼らも救われた。大
きな祝福を受けた。状況でなく、主の言葉を聞き、主の言葉に従お
う。すべてのものは、添えて与えられる。
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貧しい自分の尺度で主のご計画の邪魔をしないよう、御言葉と御霊
の導きに従おう。主は満たしてくださる。主に従って、そして養わ
れる豊かな経験をひとつでも重ねていこう。