2022年06月15日(水)

「バビロンに七十年の満ちるころ・・わたしの幸いな約束を果たし て、あなたがたをこの所に帰らせる」エレミヤ29:10



バビロン捕囚は、祖国を追われ、敵国に連行される事で、その事態
だけを見れば絶望でしか無かった。敗北感、屈辱感にまみれた、受
け入れ難い事だった。しかし結果的に見れば、神の民は捕囚によ
り、
悔い改めが生まれ、神に立ち返る事ができ、信仰の回復がなされ
た。

70年後にエルサレムに帰還させるとの、主の約束も、その通りに成
就された。そして「あなた方のために立てている計画」をご存じ
と。
バビロン補囚が「神の計画」だと言われる。見えるところは失望落
胆、絶望、挫折、混乱であったが、主にとっては、平安と将来と希
望のための計画であった。

ご計画であれば、見方が変わるのではないだろうか。ししゅうの経
験があるなら、裏は、糸が絡んでぐじゃぐじゃだ。主は、私たちに
とってはマイナス、不都合、行き詰まり、何でこんな事が?の事態
だが、主は明確な意図を持っておられる。

そしてそれは、「あなたのため」の計画だと。あなたの益と将来の
ための出来事だと。ししゅうの表は、着々ときれいな模様に完成し
て行く。目の前の事は、苦しく痛い事態だが、最善がなされている
と。辛い所を通って初めて、真に主を知って行く。

人は自我の強固な殻におおわれている。痛みや苦しみによって、そ
の殻が砕かれる。高慢すら自分でわからない。何の問題も感じてい
ない。苦しみの中で初めて、自分の真の姿を知る。何を教えて下さ
りたいのか、主に祈ろう。主に触れる時、懲らしめが愛であること
がわかる。そして心平安にされる。
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思うように行かない問題や環境の中を一人で歩んでいるように思え
えても、そこは主が「あなたのために」たてたご計画の場所だ。主
が幸いを備えていてくださる。