2023年02月13日(月)

「ペテロは、イエスを引き寄せて、いさめ始めた。『主よ。神の御 恵みがありますように。そんなことが、あなたに起こるはずがあり ません』」マタイ16:22



主が「多くの苦しみを受け、殺され、三日目によみがえる」と、十
字架の贖いをはっきりと話された。その時にペテロは「そんな事が
起こるはずがない」と主をいさめた。すると主はペテロに向かって
「下がれ。サタン」と言われた。ペテロはその直前に「あなたは生
ける神の御子キリスト」と立派な信仰告白したばかりだった。

主は、この事を明らかにしたのは人間でなく、天の父だと。だがす
ぐ後に、今度はサタンの声に聞いている。ペテロが、サタンからの
思いを受け入れたのは、「神のことを思わないで、人のことを思っ
ていた」からだと。ローマ帝国の支配から解放してくれるはずの主
が、殺されるなどと有り得ない事だった。

私たちも、思いを吹き込むサタンに欺かれる時は、神のことが飛ん
でいて、肉の思いにいる時だ。引っ張られる時は、決まって主が飛
んでいる。目に見える所だけ見ている。その時に、サタンに欺かれ
てしまう。自分の損得、又、肉の情に支配され、主無しで判断して
しまう。パウロは「今後、人間的な標準で人を知ろうとはしませ
ん。

かつては人間的な標準でキリストを知っていたとしても、今はもう
そのような知り方はしません」と言った。人間的な標準とは、肉の
価値観だ。サタンは巧く肉の価値観、この世の価値観へと誘い、方
向を誤らせ、道を間違わせてしまう。自分は正しいと思い込むの
で、やっかいだ。絶えず御声に聞き、祈り、主に拠り頼んでいよ
う。御霊が導いて下さる。
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決してあってはならないとの強い思い込みは簡単に主の御心を吹き
飛ばして前に出てくる。何もわからない惑わされやすい者だ。いつ
も主に祈り頼り、聞いて行こう。