2023年03月16日(木)

「『どこからパンを買って来て、この人々に食べさせようか。』も っとも、イエスは、ピリポをためしてこう言われた」ヨハネ6:6



お腹をすかせた大勢の群衆を前に、主は「どこからパンを買って来
て、この人々に食べさせようか」とピリポに言われた。するとピリ
ポは、すぐに手持ちを計算し、「足りません」「無理、不可能」の
答えをはじき出した。これは主の試しであった。だがこれが私たち
の答えかも知れない。計算すればするほど、無理、不可能との答え
が出る。

一方アンデレは、何か持っている人はいないか、捜し回った。一人
の少年が小さなお弁当を持っていた。5つのパンと2匹の魚だっ
た。だがアンデレも大勢を目の前にすると、「しかし」となった。
「こんなに大勢では、それが何になりましょう」とひるんでしま
う。見えるところを見ると、圧倒的に手持ちが少ない。到底だめだ
ろうと。

だが、これが一体何になるのかという、僅かなもの、それが主の手
に渡ると、奇跡が起きた。どれだけ僅かであろうと、何の問題も無
かった。それを主に渡すと、驚くべき世界が広がった。主は「感謝
をささげて」人々に欲しいだけ分けられた。何と大勢が満腹でき
た。少しの不足も無い。どの手にあるかが重要だ。少年の手なら、
単に5つのパンと2匹の魚のままだ。

だが主の手に渡る時、大勢が全員満腹し、素晴らしい主の栄光が現
われた。「絶対に無理、不可能」が「可能」にされる。あなたの手
に何があるだろう。手にあるごく僅かなもの、それを主に献げる
時、主はそれを素晴らしく用いられ、みわざをされる。それは周囲
の人々を満腹させて行く。霊も心も満たして行く。
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手にあるものを握り、何とかしようとしている。足りません、足り
ませんと祈っているが、自分の無力も主に渡したい。主は受け取っ
てくださる。主に委ねて、主のみわざを待ち望みたい。