2023年08月16日(水)

「父よ。わたしの願いを聞いてくださったことを感謝いたします ・・回りにいる群衆のために、この人々が、あなたがわたしをお遣 わしになったことを信じるようになるために・・」ヨハネ11:42


ラザロが危篤となり、姉マルタは使いを送り、主に「病気です」と
だけ伝えた。それさえ伝えれば、主はすぐに来て下さると思った。
しかし主は、「この病気は・・神の栄光のためのもの」と動かれず、
尚2日を経て、ラザロの死を確認してから向かわれた。マルタは
「もしここにいて下さったら、兄弟は死ななかった」と。

主は「ラザロはよみがえる」と言われた。だがマルタは将来のよみ
がえりは理解しているが、今、ラザロがよみがえるなどと信じてい
なかった。病気が治る事は信じられるが、死からよみがえるとは信
じることができない。マリヤも全く同じ言葉を言った。すべてが断
ち切られる「死」の前では、絶望で、泣くしかなかった。

しかし「あなたの兄弟はよみがえる」と言われた主は、ラザロの墓
の前で「石を取りのけよ」と。もう腐敗していると言ったマルタだ
が、主に従い、墓の石を取り除けた。言われた通りに従った。する
とラザロはよみがえった。ラザロのよみがえりを通して「わたし
は、よみがえりです。いのちです」と、主ご自身が死に勝利されて
いる事を表明された。そのため病気のいやしでなく、死でなくては
ならなかった。

「神の栄光のため」であり「神の子が栄光を受けるため」であり、
そして「あなたがたが信じるようになるため」のみわざであった。
あなたが今、行き詰まり、絶望的な状況なら、主はその絶望を打ち
破り、みわざをされる。もし信じるなら、あなたは神の栄光を見
る。主を信じよう。
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主の御約束があっても、目の前の不安におびえて全てが暗く見えて
しまう。そして主のみわざを拝して、何と不信仰だったのかと反省
する。支えてくださる主を悲しませないように、信仰の目で今を見
ていたい。