2008年02月14日(木)

「人はそれぞれ自分の欲に引かれ、おびき寄せられて、誘惑されるのです。欲がはらむと罪を生み、罪が熟すると死を生みます」ヤコブ1:14

妊娠してお腹に命が宿り、やがて10ヶ
月後、誕生するように、「欲望」はそ
のように胎の中で少しづつ成長して、
やがて「罪」となり目に見える形で誕
生する。神は決して罪に誘惑されない
お方であり、誘惑の首謀者はサタンだ。
人の「欲望」に乗っかかり、おびき寄
せ、巧みに誘惑する。内にある「欲
望」が足がかりだ。内に潜む「欲望」
は目に見えない。プライドや虚栄心、
貪欲、嫉妬、憎しみ・・等は目に見えな
いものだ。しかし、それらの欲望は日
増しに成長し、いずれはっきりと目に
見える形となり、外側に現れる「罪」
となって産み落とされる。サタンは内
側にある欲望を、目に見えない形で、
内側でどんどん成長させて行く。サウ
ルはダビデへの妬みを、サタンにより
どんどん増幅させられ、自らもそうす
る事を許し、それは実際的殺意にまで
膨らんで行った。お金の好きなユダは
銀貨30枚で主を売った。欲望を妊娠
させて、膨らませて行くと、欲望に飲
み込まれ、支配されてしまい、自分で
自分が何をしているのかわからなくな
る。後に冷静に考えると、何と愚かで、
なぜあんな事をと思うが、それが罪の
持つ力であり性質だ。サタンはあなた
の「欲」に働いて来る。いつも同じ所
に誘惑が来ていて、自分ではわかって
いるはずだ。そこのところを主に明け
渡し、主に頼り、サタンを見張ろう。
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口に出していないから、思っている分
には良いだろうと、罪を膨らませてい
るうちに、目つきに、態度に表れ、最
後は人を傷つけて行く。み言葉に照ら
されサタンの足場となる欲を見張ろう。