2008年04月13日(日)

「さあ、行きなさい。あなたの信仰があなたを救ったのです。すると、すぐさま彼は見えるようになり」マルコ10:52

盲人バルテマイは人にあわれみを乞い、
物乞いをして生きていた。盲人ゆえに、
自活できず、人に依存して生きて行く
しかなかった。主がエリコに来られた
時、それまで耳で噂を聞いていたであ
ろうこの方に、大声で叫び求めた。私
をあわれんで下さいと。周囲に制せら
れると、尚も叫び立てた。すると主は
立ち止まられ、呼ぶように言われた。
その時、彼は上着を捨てて、すぐに主
のもとへ行った。上着は彼にとって行
きて行く上の、無くてはならぬ必需品
であった。その大切な上着を捨てて、
主のもとに来た彼に、主は、まず「行
きなさい」と言われた。あなたは、も
う自分の足で立てる。一人立ちできる
と。あなたの信仰があなたを救ったの
だからと、そして、彼の目は見えるよ
うになった。先に見えるようにされて、
「行きなさい」ではなく、「行きなさ
い」の後で、目が開いた。主は、私達
の人生、自分の足で立って歩むように
して下さる。私達は盲人でなくても、
人依存で生きているかも知れない。
何かあると、人を責め、人に責任転嫁
し、自分が責任を取ろうとしない。人
がああしてくれない、こうしてくれな
い、だから私は不幸せで、それは常に
人のせいだ。主への信仰は私達を立た
せてくれる。主を信じて信仰によって
歩むようにされる。バルテマイは自分
の足で立ち、生涯、主に従って行った。
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信仰は人を立たせる。主への信頼は、
屈折した心を真っ直ぐに健全にして行
く。「してくれない」の歪んだ人依存
から神様依存へと方向転換してくれる。
信仰は本当の心の目を見えるようにし
てくれる。