2009年02月13日(金) 「わたしはあなたがたに言いますが、不正の富で、自分のために友をつくりなさい」ルカ16:9
「わたしはあなたがたに言いますが、不正の富で、自分のために友をつくりなさい」ルカ16:9
管理人が主人の財産を乱費していた事が発覚し、解雇を言い渡され、会計報告を出せと言われた。彼は債務者を次々呼んで、減額にした。 そうすれば、解雇された時、彼らが何とか自分に有利に計らってくれると踏んだのだ。主人はこの抜け目のなさをほめた。 主はこのように「不正の富」で自分のために友を作れと言われた。 ここで「不正の富」というのは、悪事で得た富の事ではなく、 「この世の富」という意味だ。 不正=この世の意味であり、この世の富を忠実に、御心通りに使って、天に宝を積めという事だ。 この世にいる間に、この世の富で、来るべき天に投資ができる。 天に帰った時に大いなる報いを受ける。神から任された、この世の富を賢く使えとの教えだ。 会計報告を出すのは、所有者でなく、管理人だ。 所有者なら自分の物であり出す必要はない。しかし、管理人は主人に報告の義務がある。 私たちもこの世の富は管理であって、所有ではない。主人に喜ばれるように、主人に御心を問いながら使う責任がある。 富は容易に偶像になる。富に執着し、固執し、振り回される。 富の主人でなく、奴隷になってしまう。神と富に仕えるなと言われたのでなく、仕える事は出来ない、不可能だと言われた。 どちらかにしか心は無い。富の使い方に心しよう。 --------------------------- 管理者であるのに、所有者のように抱え込み失う事を恐れてはいないだろうか。時も財も労もすべては、神様から与えられたもの。使い方を誤らないようにしよう。