2010年03月15日(月)

「アイの人々は・・彼らを打ったので。民の心がしなえ、水のようになった」ヨシュア7:5



大きな祝福を受けた後に、失敗すると、よく聞く。大きなイベントを無事終えたり、難しい問題を解決した時に、ほうっとして、油断してしまうその時に誘惑に陥ってしまう。勝利の後には、更に気持ちを引き締める必要がある。

イスラエルはエリコ陥落に大成功した。大勝利の進軍だった。それが小さな町アイに敗北した。人口も少なく、堅固な町でもなく、余裕の戦いのはずであった。しかし予期に反して、破れて逃げ帰った。この動揺は大きかった。

ヨルダン川を奇跡で渡渉し、続いてエリコの城壁が、目の前で崩壊するという大きな奇跡を見て、当然このまま、行け行けの、大勝利のはずだった。だのに、突然の敗北で「民の心はしなえ、水のようになった」。なぜなのか?

大きな奇跡を体験し、勝って当たり前、恵みを恵みとせず、自分達の判断、力に頼った。高慢になってしまった。その結果であった。私達も物事が順調に行っている時こそ、よく気をつける必要がある。神に頼る必要が無いので、自分で歩んでしまう。肉の性質がある。これが高慢だ。

ヨシュアに原因が明らかにされた。彼らの中に罪があった。私達も失敗、事がうまく行かない時、対人関係の問題等、相手が悪い、状況が悪い、組織が悪いと、自分については考えない。自分に問題がある事に気づかない。自分に思いが至るなら、悔い改めに導かれ、その失敗が素晴らしい益とされ、成長へと用いられて
行く。
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祈って祈って大きな問題を解決できた祝福の直後、ささいな事でギクシャクし、祝福は飛んで行き心がしなえてしまう事がよくある。神様に頼るのをやめたその途端あっという間に流されてしまうのだ。祝福の後にこそ気をつけよう。