2011年06月14日(火)

「ヨハネの子シモン。あなたはわたしを愛しますか」ヨハネ21:17


ある人がデボーションをしようとし、御前に静まっていると、過去のひどい失敗、人を傷つけてしまった事が思い起こされた。すでに悔い改めてはいたが、心が痛んで仕方なかった。すると、丁度その日の、聖書日課の箇所が、主によるペテロの回復の箇所だった。一度ならず、三度も、主を否んで、裏切ってしまったペテロは、どんなに恥ずかしく、心痛めていたことだろう。

主は、3回ペテロに「あなたはわたしを愛しますか」と問われて、ペテロに答えさせられた。そして「わたしの羊を飼うように」と。主はペテロに赦されていること、愛されていることを確かなものとして下さった。「なぜ、わたしを裏切ったのか」と責めておられず、ただ「わたしを愛しますか」と言われた。その言葉が、自分にも語りかけられて来て、慰めを受け、心平安にされた。

時に、私たちは、恥ずかしい失敗をする。ひどく落ち込み、もうダメだと思う。しかし、主は、成功、失敗は問われない。いつの場合も「わたしを愛しますか」と、これだけを問われる。ペテロは「あなたはいっさいのことをご存じです」と自分自身を委ねた。主は、あなたの軽率な失敗もご存じだ。そして、すべてを知っていて下さる主に、自分自身を委ねたらよい。任せる事ができるとは、何という平安だろう。
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やってしまった失敗から、再び信じ任せられる主を見上げられるとは何と幸いだろう。打ちのめされ、落ち込むのではなく、すべてをご存知の主に身を任せ、主と共に生きる道があるから。