2011年07月15日(金)

「ただ、主にそむいてはならない。その地の人々を恐れてはならない。彼らは私たちのえじきとなるからだ」民数記14:19


モーセはカナンに12人の斥候を送って、偵察させた。戻って来た12人中10人は、カナンの地は、乳と蜜が流れた良い地ではあるが、そこの民は強く、町は大きく、城壁を持ち、入っていく事は出来ないと言った。しかし、その時にヨシュアとカレブは、主が共におられるなら占領できる、上って行こうと信仰を表明した。だが、民は恐れ大声で叫び、夜通し泣き、又もやエジプトへ帰ろうと言った。

その時、ヨシュアとカレブは、彼らは私たちのえじきとなり、彼らの守りは取り去られている、と言った。全く同じものを見て、不信仰の目には恐怖と不安、難攻不落、不可能の大砦が立ちはだかっているとしか、見えない。だが、信仰の目には、主によって可能、占領できる、自分たちの餌食だと見える。彼らがいた場所からカナンまでは、ほんの少しの距離だった。

しかし、つぶやいた民たちは、この後40年間、荒野をさまよう事になった。そして、結局不信仰のゆえに、カナンには入れずに死に絶えてしまった。主が約束を与え、素晴らしい祝福を用意して下さっていても、もし、私たちが従わなければ、それを手にする事はできず、喜ぶ事ができない。彼らが不信仰にならずに、信じて、主に従っていたなら、乳と蜜の流れる地に入れただろうに。御言葉に立ち、神を信頼したヨシュアとカレブは、主の約束通り、乳と蜜の流れる地に入って行った。
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主の力強い御約束があっても恐れはある。しかし見えるところを頼りにして歩むなら、いつまでも前進できず、不安定な荒野での徒労だ。信仰を持って、神を信じ神に従い前進しよう。