2011年10月15日(土)

「主よ。どうかアヒトフェルの助言を愚かなものにしてください」Uサムエル1 5:31


アヒトフェルはダビデの議官であったが、それがダビデの息子アブシャロムの謀
反に荷担しているとの知らせが来た。その時にダビデは祈った。ダビデがそう祈
ったのは、アヒトフェルが知恵に満ちた助言をするからだった。当時、その助言
は、人が、神の言葉を伺って得る言葉のようであり、ダビデにもそのように思わ
れた。

彼は、アブシャロムが、ダビデのそばめの所に入るなら、父に憎まれるような事
をしていると、従う民は、勇気を出すと。それでアブシャロムは全イスラエルの
前で、父のそばめ達の所に入った。これは、ダビデの姦淫の罪が赦されたが、厳
しい刈り取りであった。ダビデが罪を認め、赦された時の主の言葉が「白昼公然
と、あなたの妻達と寝るようになる。あなたは隠れて、それをしたが、わたしは
イスラエル全部の前で、太陽の前で、この事を行おう」であった。

続けてアヒトフェルは、作戦をアブシャロムに告げる。今夜、ダビデを襲い、王
だけを打ち殺し、すべての民を連れ戻すと。しかし、アブシャロムはフシャイの
意見も聞いた。フシャイはアヒトフェルの作戦に反対し、うまくダビデに良いよ
うに計った。そして、アブシャロムは、フシャイの作戦を取り入れた。

これは神がダビデの「アヒトフェルの助言を愚かなものにして下さい」の祈りの
答えだ。主が彼の巧妙な謀り事を、打ち壊そうと決めておられたからだ。私たち
も窮地に立つ時、まず祈ろう。祈りには、何よりも大きな力があり、神が働かれ
る。

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何をどうすれば良いのか、わからない、そんな難題が目の前に来た時に、ダビデ
は祈った。どんな状況になろうと、「祈り」という最大の武器が与えられている。
サタンも巧妙に攻撃して来るが、主にはそれに優る知恵がある。自分でどうこう
せず、とにかくまず祈ろう。