2011年12月13日(火)

「この宮が廃墟となっているのに、あなたがただけが板張りの家に住むべき時であろうか・・あなたがたの現状をよく考えよ」ハガイ1:4


主は、ハガイを通して民に語られた。主の宮が廃墟となっているのに、自分達は板張りの家に住んでいてよいのか。現状をよく考えよと。多く蒔いても少ししか収穫がなく、食べても飲んでも飽き足らず、幾ら稼いでも穴の開いた袋に入れるだけで、貧しく、生活が満たされる事がないと。多くの収穫を期待しても、僅かしかないと。「わたしはそれを吹き飛ばした」と。それが「わたし」による事だと。

天は露を降らさず、地は産物を産出しない。神がストップをかけておられる。なぜなら、神を顧みず、ただただ自分の事だけに奔走してしたからだと。神は何かを告げたいがために、時に祝福を差し控えられる。神を忘れ、自分を喜ばせるだけの生活にある時、収穫が無く、事態がうまく行かないようにされる。立ち止まって考えさせるためだ。行く道をふさがれる。それは神の愛だ。放っておかれる方が悲惨で、どうなってしまうかわからない。

ある人が、御言葉を聞いた時、「本当にそうだ」と思わされた。最初は主を第一に、主のために生きたいと願っていたに関わらず、いつの間にか、主が第二、第三となり、仕事、職場、家族の方が先になり、自分の生活の事ばかりに心を向け、走り回っている。その事に気づかされた。今一度、主の前にひざまずいて、光の中を喜びと平安の中を歩みたいと。第一のものを、第一にして行こう。
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神の事を後回しにし、いったんこの世の生活に目を向けるなら一日中でも関わりあわなければならない。気忙しいこの季節は特別に神様との交わりを密にし、示された事を第一とし心平安に過ごして行きたい。