2012年11月14日(水)

「トマスは答えてイエスに言った。『私の主。私の神』」ヨハネ20:28


弟子たちが隠れていた家に、よみがえりの主が、ご自身を現わされた。「平安があなたがたにあるように」と。「弟子たちは、主を見て喜んだ」。どんなに興奮し、嬉しかった事だろう。平安と喜びに満ち溢れた。しかし、トマスだけが、その場にいなかった。自分だけがなぜ?自分のいない時に?自分が不在だったわけだが、不満な思いだったかも知れない。

「私たちは主を見た」と喜ぶ弟子たちに「その手に釘の跡を見、私の指を釘のところに差し入れ、また私の手をそのわきに差し入れてみなければ、決して信じない」と言った。そして、八日後、トマスが一緒にいる、弟子たちの部屋に、再びご自身を現された。そのトマスに「あなたの指をここにつけて、わたしの手を見なさい。手を伸ばして、わたしのわきに差し入れなさい」と、トマスが言ったそのままを言われた。

「決して信じない」に「信じない者にならないで、信じる者になりなさい」と。トマスの心の内の思いを何もかもわかり、受け止められている主の愛に触れた。自分で見なければ、決して信じないと言った、そんな自分に、個人的に向き合って下さった主に、まるでトマスのために、現れて下さったような状況に、彼、指を釘後やわきに差し入れずに、「私の」主、「私の」神と、最高の信仰告白をした。
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主は世界中でたった一人しかいない者のように私を愛して下さっている。そのような主の愛にとり囲まれている事に、どれほど気づいているだろう。かたくなな者を尚も愛して下さる主と共に今日も歩める。