2013年05月15日(水)

「私たちは真実でなくても、彼は常に真実である。彼にはご自身を否むことができないからである」Uテモテ2:13


ヤコブは、兄エサウから長子の権利を奪い取り、父からの祝福をも奪い取った。父も兄も欺いた。その結果、家から出なければならなくなった。叔父ラバンのもとへの途上、野宿し、石を枕に横になった。その時に、主がヤコブのかたわらに立たれ、驚くべき事を語られた「わたしはあなたの父アブラハムの神、イサクの神、主である。わたしはあなたが横たわっているこの地を、あなたとあなたの子孫とに与える。あなたの子孫は地のちりのように多くなり・・地上のすべての民族は、あなたとあなたの子孫によって祝福される。

見よ。わたしはあなたとともにあり・・あなたを守り、あなたをこの地に連れ戻そう」と。人を押しのけ、自分の利得のために、自己中心に生きて、孤独で、寂しく、惨めな状況になったヤコブ。そのヤコブに、主は驚くほど恵み深く、尚も将来も大きな恵みと祝福を備えていると。これは主の一方的な愛顧であり、主権であり、私たちにも同様だ。

私たちがどんなに自己中心で、ひどい者であっても、そんな事はわかった上で、愛して下さっている。だから、主の前で良い人の振りをして、取り繕う事も、本当の自分を隠す事も無い。すべてご存じで、愛して下さっている。そして私たちの人生を大いに祝福し、喜びに満ちたものにしようとしておられる。この主のご愛を受け取り、信じよう。主の愛を堅く信じて、何があっても、そこから動かずに歩む時、目に見える光景が違って来る。
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どのような者でも決して見放さず「あなたをこの地に連れ戻そう」と約束して下さる神様のご愛で、私たちの信仰生活は導かれている。感謝するとともに、常に自分自身も真実な態度で主に向き合っていたい。