2013年09月13日(金)

「さて、十二弟子のひとりで、イスカリオテと呼ばれるユダに、サタンがはいった」ルカ22:3


 
        
「ユダにサタンがはいった」とあり、サタンはユダに入り、ユダは主イエスを裏切ってしまった。サタンは勝手に入る事はできない。自動的に入ることは不可能だ。ユダがサタンに心を開き、ユダの意志で受け入れた結果だ。ユダの抱いていたメシヤ観、価値観が、主イエスとは相容れない事が明らかになって行ったのだろうか。又、「彼は盗人であって、金入れを預かっていたが、盗んでいた」とあるように、ずっと以前から、サタンに足場を与えてしまっていた。

主は、ユダを愛し通され、ユダに何度も悔い改めの機会を与えられた。主が「あなたがたのうちひとりが、わたしを裏切ります」と言われ、まさか私ではと言ったユダに、はっきりと「そうだ」と言われた。あなたがたは全身きよいが、みながそうではない、とも言われた。悔い改めのチャンスだった。主の愛による悔い改めの促しにも、ユダは決して応じなかった。主を裏切った後も、悔い改める事はなかった。

そこが同じように裏切ったペテロとの決定的な違いだった。悔い改めは大切だ。どんな罪も悔い改めるなら、帳消しにされ、完全な赦しが与えられる。何という恵みだろう。罪を見くびってはならない。サタンに足場を与えてしまう。日々、これぐらいとおろそかにしている罪はないか。聖霊が悔い改めを促しておられないか。罪を重ねて行くと、やがて取り返しのつかない重大な事態に至ってしまう。日ごとに悔い改めよう。サタンに足場を与える事から守られ、喜びと平安に心が守られる。
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くり返し罪も犯し失敗もするが私達は赦しが備えられている。ユダのように逃げず意志をもって主のもとに行き、しっかりと悔い改めをしよう。またそこから主と歩もう。