2014年04月14日(月)

「ロトが目を上げてヨルダンの低地全体を見渡すと・・どこもよく潤っていた。それで、ロトはそのヨルダンの低地全体を選び取り」創世記13:10 

  

アブラハムにも失敗があった。飢饉に会った時、肉の判断によりエジプトに下った。そこで妻を妹と偽り、大変危険な目に会った。彼は失敗から学んだ事だろう。再びベテルで、祭壇を築き、主の御名によって祈った。甥のロトとは、双方の所有物が増え過ぎ、同行は困難となり、別れる事になった。アブラハムハは全所有権を手放して、ロトの前に置き、ロトに好きな所を選ばせた。

ロトは、今までの叔父への恩、目上の者への敬意もなく、どこが自分に最も有利かで頭が一杯だった。見た目で、欲で判断し、最も肥沃な潤っている地を選んだ。祈る事も、神の御心を求める事もなく、自分で選んだ地は、結果的に不道徳と暴虐の破滅の地であった。ロトはすべてを失った。しかし、その地を選び取ったのはロト自身であり、自らの選択であった。

全所有権を神に明け渡したアブラハムは、結局、全地を所有することになる。私たちの人生の、日々の、選択はどうだろう。何を基準に選択しているだろう。御言葉か、自分の思いか、欲か。選択のその時に主を見上げよう。主の御心を求める事を、普段から培っておく事は大切だ。ロトの目の前には、世の麗しい繁栄が広がっていた。アブラハムの目の前には、神と神の約束が広がっていた。私たちの目の前には、何が広がっているだろう。
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私達は迷いやすく確信が持てない。だから感謝だ。目の前の道にいつも神を認め確信を求め祈ることが出来る。迷わない時こそ自分の思いに傾いていないか、立ち止って祈ろう。