2014年08月14日(木)

「イエスは、ご自分では、しようとしていることを知っておられたからである」ヨハネ6:6 


大変な不況時だった。ある男性がリストラになった。貯えがなかっ
たので、たちまち生活に困窮する事になった。まだ主を信じて日も
浅く、どうしてよいかわからず、どうにもならず、とりあえずは知
人に当座の必要を借りようと思った。そして職探しをしようと。
知人とは長年の信頼関係があり、快く貸してくれるだろうとわかっ
ていた。

その事を指導者に話すと、「いや、その方に借りる前に、まず主に
祈りましょう!」と言われた。神は、必ず必要は与えて下さるから
と。一緒に祈り、そして「神の国とその義とをまず第一に求めなさ
い。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられま
す」の御言葉を示され、非常に励まされた。「主を信じましょう」
との言葉に、そうしようと決心できた。

続けて祈っていると、ずっと以前に知り合いに貸したお金が、突然
返って来たのだ。ずっと気になって返済したかったが、できなかっ
た。やっとできるようになったのでと。思ってもみず、全く忘れて
しまっていたもので、驚かされた。まさに主であり、主から与えら
れたものだった。主にのみ頼り、主を信じて立つことの幸いを経験
させられた。

すべての目の前の出来事は、主のご計画の内にあり、この出来事も、
主を信頼することの実地訓練だった。あなたの、今の目の前の問題
も、あなたの信仰の成長のために置かれている。主を信頼すること
を学ばせようとして下さっている。
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目に見えるもので簡単に安心する策を探してしまうが、主を信じて
立つことの幸いな経験を、ひとつひとつ重ねて行きたい。問題の中
で主がしようと備えておられる、それを知っている者はなんと強い
ことか。