2014年11月14日(金)

「ペテロ。あなたに言いますが、きょう鶏が鳴くまでに、あなたは三度、わたしを知らないと言います」ルカ22:34



誰しも信仰生活の中で、失敗する。人間である限り、必ず失敗はあ
る。ペテロは主が十字架にかかられる、一番大事な局面で主を裏切
ってしまった。しかし、ペテロは裏切ろうと思っていたのではない。
自分は死をかけても、ついて行こうと思っていた。だから。兵士が
主を捕らえに来た時には、剣を抜いて戦おうとしたほどだ。

ユダは裏切ろうと思っていたが、ペテロは命かけても従おうと思っ
ていた。しかし、ペテロは自分の弱さを知らなかったので、失敗し
てしまった。そして、主は、ペテロが「失敗しないように」ではな
く、「信仰がなくならないように」と祈られた。

失敗しないようにとも祈れたはずなのに、そうでなく、「信仰がな
くならないように」、つまり失敗した後、悔い改めて、赦しを受け
取り、続けて従って行けるようにと。サタンの仕業で、強烈なふる
いだった。しかし主はサタンをも、ペテロを砕き、建て上げるため
に利用された。主の昇天後の、将来のリーダーとして見据えておら
れた。

主は自分の力に頼るというペテロの一番の急所を砕かれた。そして、
ペテロは主により回復させられ、御霊に満たされて、殉教の最後ま
で働きを成し遂げた。あなたも失敗しただろうか。主は信仰がなく
ならないように祈って下さっている。悔い改めて、赦しを受け取っ
て従って行こう。失敗をも益とされて、主の器へと整えて行って下
さる。
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失敗がないよう、いつも元気で強い身体でいるようにではなく「信
仰がなくならないように」と私たちにも執り成していてくださる主
の祈りを覚えると弱さを認め、へりくだって主に従っていこうとま
た思え感謝だ。