2016年04月14日(木)

「風や湖までは言うことをきくとは、いったいこの方はどういう方なのだろう」マルコ4:41




「向こう岸へ渡ろう」との主の言葉によって、弟子たちは舟に乗り、
主をお連れした。主の言葉から、事は始まった。すると、激しい突
風が起こり、舟は波をかぶって水でいっぱいになった。私たちも、
信仰生活で、様々な嵐に会う。対人関係の悩み、仕事上の問題、家
庭の問題、経済的苦境・・、そのような問題は、弟子たちが嵐で試
されたように、私たちも試されている。信仰のテストだ。

弟子たちは突然の嵐にどうしたか。舟のとものほうで眠っておられ
る主を起こした。そして言った「私たちがおぼれて死にそうでも、
何とも思われないのですか」と。しかし、これは屈折した物言いだ。
へりくだって、主に拠り頼んでいるのでなく、いら立ちをぶつけて
いるだけだ。すると主は、起きあがり、風をしかりつけ、湖をひと
言葉で、大なぎにされた。弟子たちを窮地から救われた。

そして「信仰がないのは、どうしたことです」と言われた。「どう
してそんなにこわがるのです」、恐れや不安は、嵐から来たのでな
く、不信仰から来ていると。波や風の問題でなく、不信仰が問題だ
と。嵐に会いたくないし、試練に会いたくない。しかし、それを通
して、主が生けるまことの神であることを知った。

私たちも、問題の中でこそ、主の愛や真実を知る。そして、主の言
葉の通り、向こう岸へ渡れた。途上、どんな紆余曲折があろうとも、
主の言葉は100%成就する。私たちも今目の前の問題を乗り越えて、
向こう岸へ渡ることができる。
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問題を主と共に乗り越えたときの喜びは、また一歩、信仰へと進ま
せてくれる。次の雨や風の中ではしっかりと主を見て立っていられ
る。「恐れるな」の御言葉をにぎって今日も歩もう。