2018年01月15日(月)

「すると御使いは言われた『・・ラバンがあなたにしてきたことはみな、わたしが見た・・さあ、立って、この土地を出て、あなたの生まれた国に帰りなさい』」創世記31:12


ヤコブは母リベカと共謀して、イサクと兄エサウをだまし、長子の
特権と祝福を奪い取った。エサウは激怒し、ヤコブを殺そうとした。
それでヤコブは家におれず、家を出る事になる。荒野の孤独と寂し
さの中で野宿した。夢を見て、はしごが現われ、主がかたわらに立
ち、言われた。

「わたしはこの地をあなたとあなたの子孫に与える。わたしはあた
なと共にあり、あなたを守り、この地に連れ戻す。成し遂げるまで
あなたを捨てない」と。ヤコブは伯父ラバンのもとへ行くが、ラバ
ンはヤコブより更にうわてで、狡猾だった。ラバンに利用され、苦
役の歳月を過ごす。

ラケルとの結婚のために懸命に働くが、ラバンにだまされる。だま
したヤコブは、だまされる事になる。苦しい砕きを通る。苦しい20
年を経て、とうとう神の時が来た。「あなたの先祖の国に帰れ」と。
すべてに時があり、神が動かれる時には、ラバンも誰も妨げる事が
できない。

妻と多くの財産を得て、帰郷する事となる。この事のすべては主の
主権にあった。「この地に連れ戻す」「この地をあなたとあなたの
子孫に与える」主による事であった。「わたしはあなたと共にあり」
「成し遂げるまで決してあなたを捨てない」、主の約束の成就だっ
た。

主が握られたなら、決して放される事はない。狡猾なヤコブは、砕
きに砕かれ、主の器へと練られ変えられ整えられて行った。主はあ
なたをも握っておられ、多くの砕きは、主の器へとの整えのためだ。
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全ての道において主は私たちと共におられ、その歩みを支えてくだ
さっている。困難や思い通りに行かないことがあるなら、主が子と
してあえて通される道ではないか。主の愛を信じて歩み続けよう。