2018年02月12日(月) 「エジプトへは下るな。わたしがあなたに示す地に住みなさい。あなたはこの地に、滞在しなさい」創世記26:2
「エジプトへは下るな。わたしがあなたに示す地に住みなさい。あなたはこの地に、滞在しなさい」創世記26:2
イサクが飢饉に会った時、周囲の人々がそうするように、エジプト へ移ろうと考えた。エジプトは食料が豊富であったから。その飢饉 は、移動しなければならないほどの重大な危機だった。しかし、主 は、はっきりと止められた。エジプトへは下るなと。主の示す地に 住むようにと。 この地に滞在するなら、大いに祝福し、この地を子孫に与え、子孫 は空の星のように増し加えられ、子孫によって地のすべての国々は 祝福されると。大いなる祝福の約束を下さった。そしてイサクは主 に言われた通りに従った。イサクがその地に種を蒔くと、何とその 年に百倍の収穫を見た。非常に厳しい飢饉であった中で、やせた土 壌で、百倍の実を結ぶなど考えられない、天からの奇跡のわざだ。 それにイサクは父アブラハムからの遊牧民だった。それが農耕をし て百倍もの実を結んだ。主に言われた通りに従った結果だった。 「主が彼を祝福して下さったのである」とある。私たちも見た目、 常識、自分の考えでは、絶対こうした方が良いと思う事がある。 しかし主の御言葉、示しは全く違う方向である場合がある。 イサクがエジプトに下らず、とどまったように。そこには主の大き な祝福がある。自分の常識、自分の判断でなく、主の御声を聞いて、 主の示しに従おう。その時、「主が彼を祝福してくださったのであ る」を経験して行く。 -------------- 飢餓の国を捨てて、豊かなエジプトに行くことは一見当たり前で、 全く間違えているとは思えない。けれど唯一主の御心だろうかと、 自分の正しさを捨てて、主に祈り聞いて行こう。