2019年03月15日(金) 「神はいのちを救うために、あなたがたより先に、私を遣わしてくださったのです」創世記45:5
「神はいのちを救うために、あなたがたより先に、私を遣わしてくださったのです」創世記45:5
私たちの信仰人生で、どのようなマイナスの事態が起ころうと、そ こに神がわざをなされ、私たちのために益として下さる。それが、 他者からの攻撃であったとしても、又、自分の過失、失敗により招 いてしまった悩みや問題であっても、そこで神が働かれ、それらを も益と造り変えて下さる。 ヨセフの兄たちは、弟ヨセフに対し妬みを抱いていた。妬みは憎し みに増幅し、殺意となり、ヨセフを隊商に売り飛ばした。そこにあ ったのは明確な悪意であった。しかしヨセフは後に「あなたがたは、 私に悪を計りましたが、神はそれを、良いことのための計らい」と されたと言った。はっきりと悪を計ったと言っている。 しかし神がそこにわざをされ、益とされ、良い事とされたと。神は 不思議をされ、不思議な方法で、悪さえ良い事とされる。であれば、 人がどんなに悪意を持って事を計って来ようと、私たちに何も出来 ない。時に私たちは困難を通ることがある。 神を信じ、神に仕え、 神の御心を行ない生きていたとしても、 問題が起こったり、様々な 悩みが降りかかることがある。 だが、神が私たちの人生を完全に手中におさめておられる。 神が、 目の前のその問題を、あなたのために最善となるようにされる。信 じていよう。ヨセフは、神が、兄たちの、親族の命を飢饉から救う ために、先に私を遣わされたと言った。「兄たち」が計った悪事で あったが、「神は」を主語に見つめ直している。今は難解なパズル のピースであっても必ず「神の栄光」へと埋められて行く。 ------------ どんな人の罪や悪よりも強い御神の支配が後ろにある。渦中では何 も見えなくなるが、ヨセフの生涯を通して、苦しみの中で神を仰ぐ 信仰を学びたい。