2021年02月12日(金)

「あなたが右に行くにも左に行くにも、あなたの耳はうしろから『これが道だ。これに歩め。』と言うことばを聞く」イザヤ30:21



ユダ王国は、アッシリヤに攻められ、包囲された。そのためユダ王
国は食料が底をつき、窮乏状況に陥った。危急の事態であり、今、
必要なのは、何よりもまず食料だと思われる。しかし目の前のもの、
食料ではなく、まず第一に主を仰ぎ、主の言葉を聞いて行く事が大
切だ。その時に、必ず主の助けと守りがある。

「主は恵もうと待っておられ、あわれもうと立ち上がられる。幸い
なことよ。主を待ち望むすべての者は」とあり、私たちが主に向き、
主を待ち望むなら、私たちの耳は後ろから、主の言葉を聞くと。主
は「これが道だ。これに歩め」と、導くと言っている。そしてよく
よく祈って行く時、御言葉、御霊の語りかけ、環境を通して、歩む
べき道が示される。

だが、焦っている時はどうだろう。祈っている場合ではない、とに
かくまず目の前の事をしてしまわなければ、と強い思いが迫る。気
になって仕方なく、そこに心が奪われる。心が座するのでなく、立
ってしまっていて、身体がどんどん動いてしまう。主が語ろうとし
て下さっているのに、目の前の事しか見えなくなる。

まず祈って導きを求めよう。試練の苦しみの時は、真っ暗なトンネ
ルの中にいるように感じる。先が全く見えず、不安と恐れと思い煩
いに襲われる。ずっと苦しみがこのままだと思ってしまう。しかし
自分でどうこうせず、主を仰ぎ、主を信じ、待ち望んでいると、真
っ暗なトンネルの中で、主は語りかけて下さる。主からの御言葉が
臨む。

試練の中で、語られる言葉がある。試練の中だからこそ、聞ける言
葉がある。その言葉を受け取り、握り締め、従おう。主のみわざに
あずかる。
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目の前の状況に一喜一憂する事はないと、主は恵もうと待っておら
れ立ち上がってくださる。焦って動き回らず主を待ち望もう。
主と共にあるなら、試練の中で真空状態の主の平安を経験する。