2021年03月15日(月)

「自分たちの敵を除いて休みを得た日、悲しみが喜びに、喪の日が祝日に変わった月として、祝宴と喜びの日・・と定めるためであった」エステル9:22



ハマンは王に重んじられていて、家来たちは皆、ひれ伏した。しか
しモルデカイがそうしないので、ハマンは激怒した。怒りの余り、
モルデカイの民族を根絶やしにする事を画策した。狡猾に王を動か
し、ユダヤ民族皆殺しの、王の命令を取り付けた。背後で悪魔が、
この邪悪なハマンを用いて、神の計画を打ち砕き、阻止しようと
働いた。

その結果、ユダヤ民族根絶やしの殺害勅令が出された。モルデカイ
は着物を裂き灰をかぶり、叫び祈った。そして王妃エステルに、王
にあわれみを求めるよう伝えた。だが召されないで、王のもとへ行
く者は死刑だ。そしてエステルはこの30日間王に召されていないと。
しかしこの恐るべき危急の事態に、自分は命をかけるので、民にも
断食の祈りを要請した。祈りがなされた。

ハマンはモデルカイを殺害すべく柱を用意したが、主が介入された。
王を不眠にし、年代記を読むようにしむけ、モデルカイの手柄を見
つけさせた。結局、主が、ハマンが裏で仕組んだ邪悪な企みを、明
るみに出し、打ち砕かれた。モルデカイ殺害のための柱に、ハマン
がかかる事になった。邪悪な企みは自らの身に返った。悪魔の陰謀
は、主が阻止された。

主はモルデカイに知恵を与え、なすべき事を示し、民は祈りを献げ、
エステルは命をかけて行動し、その結果、悪魔は打ち破られた。私
たちにも、悪魔の攻撃は絶えずあるが、まず祈り、主に従い、示さ
れた事をして行く時、悪魔に勝利できる。危急の際には、何よりま
ず祈ろう。
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悪魔の邪悪な企みにあっては何も見えない者だ。だからこそ主の御
心を探り求め助けを祈ろう。執り成しの祈りをしよう。主は最善を
される。求める者の手を決して離されない。