2021年07月15日(木)

「神はアブラハムを試練に会わせられた・・『あなたの子、あなたの愛しているひとり子イサクを連れて、モリヤの地に行きなさい』」創世記22:1



イサクは、アブラハムの大切な〃宝物であった。「あなたの子」と
あり、よその子ではなく、自分自身の実子、「あなたの愛している
ひとり子イサク」と続く。とても大事な、心底愛している子ども、
ひとり子であって後継者だ。神の祝福を受け継ぐ子であり、この子
から祝福が全世界に拡がって行く、この上なく重大な約束の息子だ。

そのイサクを献げたなら、約束はどうなってしまうのか。ある日、
突然の主の命令だった。そして「試練に会わせられた」とあり、こ
れはアブラハムへの試練だと言われている。どんなに厳しい試練だ
ったろう。信仰人生、最終章の大きな試みだった。しかしアブラハ
ムは従った。主ご自身が、全焼のいけにえである羊を備えて下さ
ると信じたのだ。

又「彼は、神には人を死者の中からよみがえらせることもできる、
と考えた」。もし全焼のいけにえとしてほふったとしても、主は
イサクをよみがえらせて下さると信じた。モリヤの地まで3日か
かる。命令を受けて、翌朝早く出た時から、彼の決心と信仰は変
わらなかった。現地に近づいた時、若い者たちに、そこで待つよ
うにと言った。「私と子どもとは、礼拝をして戻って来る」と。

「戻って来る」と言った。アブラハムも人間で、何度も失敗をし
た。しかし主に従い続け、主との信頼関係が培われて行った。私
たちは試練に会う時、とても自分には無理だと思う。だが自分の
力でなく、神のみわざであり、信仰も、従う力も主から来る。試
練を通して成長させて下さり、試練の度に、主との信頼関係が強
められ、深められて行く。試練は大きな祝福だ。
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小さな問題でも主に頼り従う時に経験する様々な恵みを思い返す
なら、今回もきっと主は最善をしてくださると勇気が出る。すべ
ての心配を主に委ねて主の約束を信じて行こう。