2023年01月15日(日)

「あなたは私より先にギルガルに下りなさい・・あなたは私が着くま で七日間、そこで待たなければなりません。私があなたのなすべき 事を教えます」Tサムエル10:8



サムエルはサウル王に、自身がいけにえを献げるので、到着するま
で七日間待つよう命じた。だが七日を経ても、サムエルは来ない。
状況は悪く、イスラエルは圧迫され、民は恐れて洞穴や隠れ場に逃
亡し、又、ヨルダン川を渡り、逃亡する者もいた。だがサウルはギ
ルガルで待っていた。そんな中、敵にひどく動揺し、不安と恐怖が、
まんえんして行った。

サウルは非常に焦った。三千人が六百人までに減った。このままで
は崩壊だ。サムエルは来る気配が無いので、サウルは自分でいけに
えを献げた。この軍勢は神の軍勢である事を示し、民の士気を高め
ようとした。すると何とそこにサムエルが到着した。サムエルはサ
ウルを厳しくとがめた。いけにえは祭司しか献げる事ができない。

「愚かな事をした。あなたの王国は立たない。主が命じられた事を
守らなかった」。しかし遅れたサムエルが、悪くはないのか。敵は
どんどん侵攻し、民は怯えて逃走し始めている。こうしなければ壊
滅だとサウルは判断した。だがそういう問題ではない。軍を支配し、
敵を支配しているのは、どなたであるのか。

ヨナタンは言った「大人数によるのであっても、小人数によるので
あっても、主がお救いになるのに妨げとなるものは何もない」勢力
の問題ではない。主に従うべきであった。又、祭司以外の者が献げ
るのは、してはならない越権行為だ。サムエルの命令は「そこで待
て」だった。どこまでも待つべきであった。それが信仰だ。今、目
の前の状況で、焦りや動揺があるだろうか。主を信じ、主を待とう。
「神の時」がある。

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見えるところはには大きく影響を受けてしまう。壊滅状況で、最悪
であっても、主の言葉の方を選択し、御言葉に立てるよう祈ろう。
状況と御言葉が相反する場合には、御言葉の方を選択し、従えるよ
う祈ろう。主のお心一つで、状況も変えられる。