2023年02月12日(日)

「ロトのうしろにいた彼の妻は、振り返ったので、塩の柱になって しまった」創世記17:26


主は、ソドムとゴモラを、余りにも酷い不道徳と堕落のため滅ぼそ
うとされた。しかしアブラハムの執り成しの祈りにより、ロトと家
族を救い出すために御使いを遣わされた。御使いは、ロトに家族を
連れて逃げるようにと言った。だが娘婿たちは、この世を享受し、
この世の名誉、地位、栄華にどっぷり浸かったロトが、町が滅びる
などと言っても到底信じられない。冗談だと思った。

一刻を争う中、御使いに、妻と娘たちを連れて逃げよと促され、そ
の時に「後ろを振り返るな、立ち止まるな」と警告された。にもか
かわらずロトの妻は振り返った。すると塩の柱になった。ただ振り
返っただけで、何で塩の柱に?と思うかもしれない。しかしその事
は、ロトの妻の本性を明らかにした。

御使いは「後ろを振り返るな」と命じた。だが、彼女は拒否し、従
わなかった。それは主への不従順だった。彼女はこの世への強い未
練があり、後ろ髪を引かれた。この世を愛し、世のものに執着した。
彼女の心がそこにあり、世が宝であった。心がそこにあったから、
振り返った。私たちはどうだろう。

心では本当は何を愛しているだろう。又、振り返りに関して、過去
の事はどうだろう。過去の失敗や、傷に執着していて、自己憐憫や
不満、赦せない思いで、ぐずぐずと後ろを振り返っているだろうか。
主が前に進ませようとして下さっている。すでに赦されて、主が二
度と思い出さないと言われているのに、その失敗をうじうじと振り
返っているなら、赦しを感謝し、主を見上げて前に進もう。

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ロトの時代にあった事と(ルカ17:28)「ロトの妻を思い出しなさい」
と言われ、自分の命を救おうとする者はそれを失い、それを失う者
は保つと。心の奥底にあるものを御霊に照らして頂いて、光の中に
置かれ、成長させて頂きたい。