2023年04月14日(金) 「主を恐れよ。その聖徒たちよ。彼を恐れる者には乏しいことはな いからだ」詩篇34:9
「主を恐れよ。その聖徒たちよ。彼を恐れる者には乏しいことはな いからだ」詩篇34:9
ダビデは詩篇34篇に、以前の失敗のことを記している。この34篇の 状況を記し「ダビデによる。彼がアビメレク(アキシュ)の前で気 違いを装い、彼に追われて去ったとき」と。この時のダビデは最悪 の悲惨な状況にあった。サウルがダビデ殺害命令を出し、サウルと 軍隊にずっと追跡され、命を狙われ続けた。 常に死と背中合わせの、何という緊張、緊迫状況だろう。どれほど のストレスだったろう。サウルの執ような追跡に、ダビデは敵のガ テ王アキシュのもとに逃れた。だがアキシュの家来たちが、ダビデ の正体を知らせる。ダビデはアキシュを非常に恐れ、身の危険に、 狂った振りをする。気違いを装った。 その演技で、アキシュから追放され、その場を逃れる事ができて、 ほら穴に身を隠す。気違いに見せるために、偽り、よだれを流し、 何という惨めな、屈辱的な姿だろう。絶えず命が狙われ、追われ、 予測もできない日々に、追い詰められたダビデは、人を恐れる事 により、失敗してしまった。 しかしダビデは、この失敗の経験により、人を恐れるのではなく、 主を恐れる事が重要であると、身をもって学ばされた。主への全き 信頼こそが、最も大切であり、主を恐れる者には乏しいことは無い と。主に身を寄せるなら、すべての必要が必ず与えられる。そして ダビデは「私はあらゆる時に主をほめたたえる。私の口には、いつ も、主への讃美ある」と。 私たちも教えられる。人を恐れる時、方向を見誤ってしまう。そし て主を頼るのでなく、自分で画策して、失敗してしまう。人への恐 れに支配されていないだろうか。祈りに持って行こう。 ------------ 人を恐れると人にコントロールされてしまう。主に祈り解放しても らおう。主の使いは主を恐れる者の回りに陣を張り助け出される と。主が救い出してくださる。