2001年05月15日(火)

「雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけたが、それでも倒れませんでした。岩の上に建てられていたからです」(マタイ7:25)

 
 人生は不意の出来事、全く予期せぬ出来事が起こる。
ある冬に猛烈な嵐が突然吹いてきた。
雨が降り洪水が押し寄せて来た。彼女は癌検診で、陰性が出た。
数か月後に、しこりに気づいたが、そんなに気にしていなかった。
ところが、そのしこりが異常な速さで、大きくなった。
精密検査を受けると、癌が発覚した。癌切除とリンパ腺の除去を
告げられた。その検査の結果を聞いた時、彼女の心は平安だった。
驚きも恐れもなかった。不思議だったが、深い平安と喜びがあった。
彼女は自分にとってすべては最善なのだと信じれた。
死んだとしても完全にイエスと共である事を知っていた。
永らえても主は残りの人生を共にいてくださる。
どっちにせよ失うのは何もない。彼女はこの人生の大嵐の中で確かな
基盤に立ちつづけることが出来た。イエスキリストを自分の人生の
土台にしていたからだ。