2007年08月15日(水)

「土地は・・肥えているか、やせているか。・・木があるか、ないかを調べなさい。あなたがたは勇気を出し、その地のくだものを取って来なさい」民数記13:20

約束の地カナンを目前に、12人の斥候が探り
に遣わされ、その地の様子を調べた。きちん
と現実を調べて把握する事は主の御心だ。40
日後、彼らは戻り、10人の斥候達は「まこと
に乳と蜜が流れている。しかし強い民が住み、
城壁があった。民は私達より強いから上れな
い」と報告した。しかし、ヨシュアとカレブ
は「主が下さるから占領できる。上って行こ
う」と言った。全く同じ現実を見て、二つの
異なった見解が出た。そして、10人の斥候達
は自分達がいなごに見えた。自分達が食い尽
くされる。痩せ細った地だと実際に見たより
悪く人々に言いふらした。民は恐れ、怯え、
エジプトに帰ると言い出した。結局、この不
信仰に陥った人々は40年荒野をさまよい続け、
荒野で死んだ。ここから学ぶ事が出来る。ま
ず現実から目をそらさず、しっかりと見る事
は重要だ。強い民がいて城壁は高い。陥落不
可能に見えるかも知れない。私達も、まず現
実を見て認める事だ。自分の弱さは誰しも見
たくない。目をそらせていたい。しかし、自
らの現実を勇気を出し、ありのまま見る事が
大切だ。そして、そこで神の言葉と信仰に立
って、再度現実を見る時に、新しい現実が見
えて来る。「彼らは私たちのえじきとなる」。
神にあっては勝利だ。
・・・・・・・・・・・・・
現実逃避でなく、ふたをするのでもなく、
きちんと現実を見て、どんなに現状が大変か、
自分が弱いかを認めよう。そして、再度、御言
葉に立って見る時、神が見ておられるように現
実が見える。神と共に乗り越えて行ける。