2008年06月14日(土)

「するとダビデは地から起き上がり、からだを洗って身に油を塗り、着物を着替えて、主の宮にはいり、礼拝をしてから自分の家へ帰た。そして・・食事っをとった」IIサムエル12:20

バテシバが産んだダビデの子供は、ダビデ
の罪が原因で死んだ。罪をおおい隠していた
ダビデだったが、ナタンの指摘により、姦淫
と殺人の罪を認めて悔い改めた。主は罪を赦
して下さった。しかし「あなたはこの事によ
って、主の敵に大いに侮りの心を起こさせた
ので、あなたに生まれる子は必ず死ぬ」と言
われた。そして、主が打たれたので、子供は
病気になった。ダビデは断食をして、一心に
子供のために祈った。だが子供は死んだ。家
来達はダビデを余りにも心配して、子供の死
を伝えられないでいたほどだ。それほどのダ
ビデが、息子の死を知った時、起きあがり身
を整えて、神を礼拝したのだ。ダビデの驚く
べき姿勢だ。これだけ祈ったのに、神は聞か
れないと、不平不満、怒り、失望落胆に陥る
事もできた。しかし、ダビデはそうしなかっ
た。どんなにか辛く悲しく、苦しく、心痛ん
だ事だろう。しかし、力を尽くして祈った結
果、子供が死んだ時、これが神の御心である
ことを悟り、神の御手を受け入れた。そして、
神を礼拝した。神の御心を受け入れる事は、
時に裂かれるような痛みを伴う。しかし、神
は聖なる方であられ、同時に愛なる方だ。今、
目の前に受け取るべき御心があれば、受け入
れられるよう祈ろう。
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ダビデはなすべき事をし尽くして、その結果
に神の主権と御心を受け止め、受け入れた。
神の御前にへりくだり、礼拝を献げた。悔い
改めたダビデは、神のせいにも、自分のせい
にもせず、御手を受け入れ、御名を崇めた。