2009年06月10日(水)

「あらゆる労苦とあらゆる仕事の成功を見た。それは人間同士のねたみにすぎない。これもまた、むなしく、風を追うようなものだ」伝道4:4

       
    
御言葉は、人々が仕事をするのは、成功への欲望と人間同士の妬みだと言っている。
人に根深くある、妬みと競争心が、人を仕事へと駆り立てると。どんなに過重労働でもやってのける。野心のためなら、どんな犠牲もいとわない。ソロモンも経験した。しかし、それは風を追うように虚しく、決して満たしはない。

私達の仕事をする動機は何だろう。妬みと競争心、野心だろうか。人に勝ちたいのか。自分を誇りたいのか。神無しの世界ではそうかも知れない。

又、何を求めているのだろう。人の賞賛か。人の評価を求める途端、迷い出る。誰に認められたいのか。私達には、人に認められたいという根深い欲求がある。
肉による事だ。しかし、もしそうなら、人生が虚しく終わると警告している。

私達は、神に仕えるために仕事をする。働く事によって神に仕えている。それがどんな部署であれ、又、家庭であれ、又、もし身体が不自由であっても、そこで神の栄光を現わす。仕事を通して、私達は神に仕える。

私達の生きる目的は、キリストの似姿に変えられる事だ。仕事を通しても、変えられて行く。ある人は、仕事をする上の対人関係で悩み、苦しみの末、祈りの中で「何事でも自己中心や虚栄からすることなく、へりくだって、互いに人を自分よりもすぐれた者と思いなさい」と示された。

心砕かれて、従って行った結果、本当に自分が変えられた。仕事と対人関係が祝福され、新たに神の素晴らしさを知った。
------------------------------------
動機は何か、心の状態を静かに見つめてみよう。不愉快にさせる人間関係、認められない故の焦りなど。事に仕えているのか、人に仕えているのか、自分か神様か。