2009年11月13日(金)

「あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる」詩編37:5


ある人が、留学を祈り、神の導きを信じて、海外に出た。最初は順調に行っていたが、様々な不意の出費があり、1年の終わる頃、貯えが底をついてしまった。
必要のために祈り続けた。幾ら祈っても、道が開かれず、奨学金の道も閉ざされた。

「導きを信じて来たのに、どうして?どうか与えて下さい」と、尚も祈り続けたが、すべての道は閉ざされていた。なぜ?どうして?イライラし、焦る心が湧き上がる。しかし、状況を思い巡らし、これだけ祈っても、期日になっても与えられなかったので、これが神のご意志と受け入れる事を決心した。

「自分はもっと学びたかったが、この事を神の御心と受け止め、帰国します」と祈った。すると、イライラして、思い煩いで一杯であった心に、すうーっと平安が臨んだ。平安で心が満たされた。喜びが来て、心から主に感謝した。

すると直後に、現地の知人からバイトの依頼が来て、とにかく請求書の必要経費がすべて支払えた。そうこうしていると、全く無理と、はなから諦めていた、別口の奨学金が下りたとの連絡が来た。驚いて感謝した。

結果的には、願っていた通りの必要な学びを終えて、帰国できた。教えられた事は、御心を自分の力で行ない、御心なのだからと、自分で押し進め、成し遂げなければと、必死になっていた事だった。

心に平安は全く無く、焦りと、思い煩いで一杯だった。主は、そんな自分自身を明け渡す事を、望まれた。そして委ねた時に、全き平安が来て、すべての必要が満たされた。あなたも今必要な事は、委ねることだろうか。
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早く解決して、早く安心したい。神様、神様と祈りながらも祈りの答えは自分で決めていないだろうか。主にゆだねよう。右でも左でも主にお任せする時、解決は今見えなくても心は守られる。