2014年05月14日(水)

「しかし、堅い食物はおとなの物であって、経験によって良い物と悪い物とを見分ける感覚を訓練された人たちの物です」へブル5:14



私たちにとって、自分の願いが叶えられる事は、嬉しい事であり心地よい。いつも何もかもが願い通りになるなら、どんなに幸せだろう。苦しい事態は出来れば無い方が良い。しんどい事は避けたいし、逃げたい、好きではない。自分の思い通りの事柄は大歓迎で、思い通りでない事柄はどうしても受け入れ難い。

しかし、その思い通りでない事態が、私たちを成長させてくれる。それにより、練られ、鍛えられ、きよめられる。振り返る時、どうにもできない状況の中で、心の底から神を叫び求めたのではないか。又、そこでよく自分を探り、御心を求め、考える。そして神を求め、拠りすがる事によって一歩〃成長して来た。

言えることは、もしあなたが成長したいなら、痛い事、苦しい事を逃げるな、避けるなという事だ。それによって、良い物と悪い物を、見分ける感覚が訓練される。苦しみの中で、御霊からのもの、悪魔からの誘惑、肉から湧き上がる思い、これらのものがクリアにされて行く。今までわからなかったものがはっきりと見えて来る。

頭の理解でなく、「経験によって」とある。経験が必要で、経験を通してだ。経験が積み重ねられる中で、識別力が培われる。苦しみを通りながら、見分ける感覚が訓練されて、研がれて行く。もし、霊的に成長したいなら、どうしても訓練を受ける必要がある。今目の前のその訓練は大きな祝福だ。
-----------
信じているはずの御言葉が飛んでしまい、肉の強い思いと不信仰で、辛いだけの試練もあるが、失敗からくり返し学びたい。試練を避けず、主の御言葉をしっかり食べよう、主が助けてくださる。