2014年11月13日(木)

「しかし、まず、私のためにそれで小さなパン菓子を作り、私のところに持って来なさい」T列王17:13 



エリヤはケリテ川で養われた後、川はかれた。すると「次のような
主のことばがあった」。主は次の示しを与えられる。ツァレファテ
のやもめ女のもとへ行くようにと。一歩従う者に、必ず次の一歩を
示される。エリヤはその通りに従った。

ツァレファテに出向くと、丁度そこにやもめがいた。少しの水を求
めると、彼女は取りに行こうとした。そこで一口のパンも求めた。
すると驚くべき事に、最後の一握りの粉で調理して、それを食べて
死のうとしていると。エリヤは最後のその粉でパン菓子を作り、ま
ず自分にくれるようにと言った。そして主の約束を告げた。

「主が雨を降らせる日までは、そのかめの粉は尽きず、そのつぼの
油はなくならない」と。すると彼女は従い、最後の粉を惜しみなく
献げた。持てるすべてを献げきった。その結果「主のことばのとお
り、かめの粉は尽きず、つぼの油はなくならなかった」。

彼女がもし最後の粉を渡すことを拒否したなら、僅かな粉を握りし
めて死んで行ったことだろう。私たちが所有物を握りしめるのは、
頼れるものが自分しかないと思うからだ。それが僅かになるとます
ます手放せない。しかし彼女は献げる事によって、奇跡を見た。

神のわざを目の当たりに見て、彼女の人生は大きく変えられたこと
だろう。あなたは持てる物を握りしめて終わりだろうか、それとも
神の大いなるみわざを拝して行くだろうか。
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財も労も時間も、神は御心のままに献げるよう示されるが自分で先
を判断してしまう。ああしたらこうなってと。計り知れない神の御
わざは不思議な方法で成し遂げられる。従った者だけに見せてくだ
さる栄光を拝していきたい。