2014年12月13日(土)

「なぜ、あなたは、あなたのろばを三度も打ったのか。敵対して出 て来たのはわたしだったのだ。あなたの道がわたしとは反対に向い ていたからだ」民数記22:32 


モアブの王バラクは、イスラエルがエモリ人に行なったすべての事
を見て、又、イスラエルの民が余りも多数であり、非常な恐れを抱
いた。それで、バラムに、イスラエルを呪わせようとした。占いに
通じたモアブの長老たちに、バラムに王のことづけを告げさせた。

「どうか今来て、私のためにこの民を呪って欲しい。そうすれば、
彼らを打って、追い出す事ができる」と。バラムは主が告げられた
通りを、告げると答えた。すると、主はバラムに「共に行くな、呪
ってはならない、その民は祝福されている」と答えられた。主は私
を一緒に行かせられないと伝えると、彼らはバラク王のもとに帰っ
た。

すると、バラク王は、もう一度更に位の高い者を大勢遣わし、同じ
事を願った。バラムは、主の言葉にそむいて、何も出来ないと言い
つつ、何か他の事を告げられるか確かめようと言った。御心がはっ
きり示されるのに、他に何を確かめる事があろう。問題は、示され
た御心に従うか、どうかだけだ。

しかし自分の内に答えを持っているなら、その答えが出るまで問い
続ける。結局は自分の欲を遂げたくて、主の承認が欲しい。バラム
が彼らと出かけると主の怒りが燃え上がり、主の使いが、抜き身の
剣を持って道に立ちふさがった。「反対を向いている」と。
今、御心がわかっているのに、ぐずぐずしているだろうか。示され
ている御心に、信仰もって従おう。従うことが大切だ。

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御心を求めるが、自分の心はすでに決まっていて、その承認が欲し
い。そうなら、自分の思い通りの答え以外は、無意識にもシャット
アウトする。御心でなく、自分の心になってしまう。まず自分を明
け渡すことが大切だ。その時、御心を悟って行ける。