2015年02月11日(水)

「あなたの足のくつを脱ぎなさい。あなたの立っている所は聖なる地である」使徒7:33




人間が高慢にならないように、人の計画を止められることがある。
エジプトの王子であったモーセは、40歳の時に、自分で計画し、虐
げられている同胞を救おうとした。しかし、エジプトの看守を殺し
てしまった。善をしようとしたのに、失敗してしまった。そのため
ミデヤンの地に逃亡する事になる。

ある人が証しした。プロジェクトを立ち上げ、自分が、自分が、と
前に出て、進めていた時に、急病で入院になってしまった。結局、
周囲に迷惑をかける事になったが、自らの高慢を示されたと。一片
のへりくだりもなく、周囲を立てる事もなく、あのまま行っていた
ら、何と恐ろしい事になっていたかを、思い心から感謝したと。

自信満々であったモーセは、荒野で砕かれた。何も無い荒野で羊を
追って40年の歳月、栄光も栄華も何もかも、遠い過去のものとなり、
消え失せてしまった。家族を持ち、地道な平穏な日々に、それなり
に幸せも感じていたかも知れない。この何の変哲もない、地道な歳
月が、モーセ整えのための、訓練であり、神のご計画であったとは。

神は、出エジプトのリーダーとして、モーセを定めておられた。そ
のために着々とご計画を進めておられた。私たちも、今、意味がわ
からない場所に置かれているなら、又、忍耐が必要な場所に置かれ
ているなら、それは神のご計画の内だ。あなたをそこで訓練し、整
えて、ご用のための器と準備されている。神に無駄は一つもない。
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ドラマチックな場面もなく、何も変わらない毎日に腐って行くよう
な気がすることがあれば、また息もつけない試練の日々に御神をい
つも身近に感じるときもある。あの場所もこの場所も、聖なるご計
画の地を歩まされている。