2015年04月13日(月)

「主よ。ダビデの子よ。私をあわれんでください。娘がひどく、悪霊につかれているのです」マタイ15:22

カナン人女性が、主に、助けを叫び求めた。「主よ。ダビデの子よ
・・娘がひどく悪霊に取りつかれている」と。しかし、主は、無言
であった。余りにも叫び求める母親に、弟子たちが閉口し、何とか
してくれるようにと願ったほどだ。そんな必死な母親に、主は「イ
スラエル以外には遣わされていない」と冷淡にも見える応答をされ
た。

女性は異邦人であり「ダビデの子よ」と言う立場にはない。主は正
しい道筋に導いておられた。しかし女性は、尚もひれ伏し助けを求
めた。すると主は「子どもたちのパンを小犬にやれない」と断られ
た。実は、主は彼女の信仰を試しておられた。それに対し彼女は
「主よ。その通りです」と認めた。

怒りもすねもせず、不信仰に陥らず、諦める事もせず、自分は異邦
人であり、資格のない現実をまっすぐに認めた。彼女のへりくだり
だった。そこで引き下がらず、尚も求めた。「小犬でも食卓から落
ちるパンくずはいただく」と。彼女は、与えられるはずのない救い
だが、主はあわれみのお方と信じた。それゆえすがりついた。

主は、ここに拒否されても〃、尚も求める「信仰」を見られた。主
はその信仰を賞賛され「あなたの信仰は立派です。願い通りになる
ように」と、娘は完全に癒された。「へりくだり」を教えられる。
そして自らの立場を認め、しかし、まっすぐに尚も主を信じて行く
「信仰」を教えられる。あわれみ豊かな主は、答えて下さる。
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何度も失敗し転んだりしながらも、主に向くなら主は必ず聞いてい
てくださる。この立場が与えられていることを感謝したい。そして、
変わりたい、良くなりたいと、まっすぐに主に向かっていたい。