2015年08月14日(金)

「復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする、と主は言われる」ローマ12:19 


人から批判され、攻撃されたり、又、傷つけられたり、裏切られた
りすると、憎しみが湧き、復讐したくなる。赦せない思いでいっぱ
いになり、こんなにも傷ついているので、むしろ仕返しが正当に思
えてしまう。又、言葉で攻撃されると、言い返したいと思う。一言
言い返したい。すっきりしたい。ここで言わなければ、相手は図に
乗ると思う。

しかし、これは肉からの思いで、そこで言い返すなら、感情的な争
いになり、売り言葉に買い言葉となる。取り返しがつかず、冷静に
なると必ず後悔する事になる。攻撃されたら何倍にも反撃し、これ
ならとどまる事がない。しかし主は「自分で復讐するな」「神の怒
りに任せよ」と言われる。「復讐はわたしがする」と。

この神の言葉が信じられないので、神は何もしてくれないと思うか
らこそ、自分で報復しようとする。それは、主の前に自分が立ちは
だかり、主のされるわざをとどめる事になる。自分に悪を図る相手
への怒りを、主に委ねよう。神の怒りに任せよう。完全に正しい方
が、正しい裁きをして下さる。

そして更には、攻撃して来る相手に、愛で立ち向かえと。「もし敵
が飢えたら食べさせ、渇いたなら飲ませよ」と。悪に悪で報いずに、
親切をもって報いよと。そうするなら、彼の頭に燃える炭火を積み、
相手は良心の呵責に罪を示される。赦せない思い、怒り、憎しみを、
そのまま主のもとにもって行き、聞いていただいて、主の裁きに委
ねよう。そうできるよう御霊の助けを求めよう。
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胸のすくような復讐を願うが、祈る時間を置き神の報いに任せてい
こう。神の時に正しい報いがあり、神のゆえに御心に従うなら、
その思いも報われる。サタンと肉を喜ばす反撃を回避しよう。