2015年10月14日(水)

「ルツはしゅうとめに言った。『私におっしゃることはみないたします。』こうして、彼女は打ち場に下って行って、しゅうとめが命じたすべてのことをした」ルツ3:5





ルツがモアブの地から、ナオミについてベツレヘムにやって来た。
モアブを去る時に、実家に帰るように強く勧めたにかかわらず、嫁
ルツはナオミの背後のまことの神を見て、共にやって来た。ナオミ
は、そんなルツの将来を祈り、考えた事だろう。ルツに親切にして
くれるボアズは、親戚でもあり、彼こそがふさわしいと考えた。そ
れで、ナオミはボアズに買い戻しを願うよう、方法をルツに指示し、
ルツは姑の言う通りにした。

すると彼は、更に近い親類が権利を放棄するなら、自分が買い戻す
と。その時ナオミは、必ずボアズがルツを買い戻す事、それが神の
御心であり、それが成就する事を信じた。それで、「この事がどう
おさまるかわかるまで待っていなさい」と確信を持って言えた。動
き回るのでなく、何かするのでなく、ただ待てと。肉の動きを止め
ることだ。

私達はこれが大変難しい。自分を救うために、動き回ってしまう。
じっとしているより、その方が安心なのだ。目に見えない神をただ
待ち望む事は難しい。又、それは、手をこまねいているのではなく、
示された事はして、待つという意味だ。ルツは自分のなすべき分を
果たした。だからこそ、次にすべき事はそこで安息し、ただ神がさ
れる事を、祈りの内に待てばよい。あなたにも、今、示された事を
なし、後は神を待ち望めと、言っておられるだろうか。
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いたずらに心配し的はずれに動くのではなく、御心の成就のために
今するべきことをよく悟れるように祈りたい。ルツのように示され
たことをやって、後は静かに神に委ねて安んじていよう。