2017年01月14日(土) 「母は手伝いの人たちに言った。『あの方が言われることを、何で もしてあげてください』」ヨハネ2:3
「母は手伝いの人たちに言った。『あの方が言われることを、何で もしてあげてください』」ヨハネ2:3
当時、結婚式での、ぶどう酒は非常に重要なもので、なくてはなら ぬものであった。それが、途中で無くなってしまうなどとは、あっ てはならぬ大失態だ。花婿花嫁の面目まるつぶれだ。後々まで言い 継がれるような出来事だ。 同様に、私たちの信仰人生でも、時にぶどう酒が無くなるという事 態が生じる。ぶどう酒とは喜びの象徴だ。様々な失敗や過失を犯し てしまうし、又、突然、病気やけが、難しい対人関係、経済的困窮、 離別・・喜びのぶどう酒が無くなってしまう。その時に、どうするだ ろう。とにかく自分で何とかしようと、懸命にあがいてしまう。 まさに水からぶどう酒を作り出そうとする。焦り、悪戦苦闘し、し かし、自分でぶどう酒など作れるはずもない。行き詰まり、疲れ果 ててしまう。私達のする事は、自分でぶどう酒を作ることではない。 マリヤのごとく、まず主に向かって、ぶどう酒がありませんと言う ことだ。 そして、自分でどうこうするのではなく、「あの方が言われること を」主が言われる事をまず聞き、言われた事に従うことだ。目を注 ぐのは、主にであって、目の前の状況ではない。その時に、主ご自 身が働かれる。主の言われる通りに従う事は、水かめに水をくむ事 だ。そうするなら、主が水をぶどう酒に変えて下さる。 奇蹟をして下さる。まず主に目を注ぎ、「あの方が言われること を」実行しよう。その時、みわざを見る。今、「あの方が言われる こと」があるなら、すぐに行なおう。 ・・・・・・・・・・・・ 目の前に厳しい状況が生じる。突如の問題、困難、困窮にパニック になり飲み込まれてしまう。状況にしか目が行かない。状況を見て、 落ち込んでしまう。その中で主を呼び、主の御心、主のご計画に、 目を向ける時、我に返れて、心落ち着いて来る。まず主を呼び、主 に告げよう。