2017年08月14日(月)

「だれかに対して恨み事があったら、赦してやりなさい。そうすれば、天におられるあなたがたの父も、あなたがたの罪を赦してくださいます」マルコ11:25


私たちには、尚、古い性質があり、難しいのが人を赦すことだ。な
かなか人を赦せない。過去の出来事を、いつまでも恨み、相手を裁
いて、自分が苦しんでいるだろうか。肉は、赦したくない。自分を
傷つけた相手に対する、苦々しい思いが尾を引いてしまう。赦せな
い思いは、相手への憎しみとなって行く。

そうなると、報復したい思いでいっぱいになる。しかし一番の問題
は、そんな時、心を神に向けることができなくなる事だ。心から神
が飛んでしまい、思うのは、腹の立つ相手のことばかりになる。結
局人生を、憎む相手にコントロールされ、支配されることになる。
そして平安は無い。こんな人生で良いのだろうか。

赦さない心は、苦い根が生えて、どんどんはびこり、周囲にも害毒
を流すので、気をつけよと。「だれも神の恵みから落ちる者がない
ように、また、苦い根が芽を出して悩ましたり、これによって多く
の人が汚されたりすることのないように」。赦さない心、憎しみ、
裁く思いを悔い改めないまま持ち続けると、自分自身をどんどん害
し、手がつけられなくなって行く。

解決は赦すことだ。解き放たれ、自由にされる。平安になり、牢獄
から出る。赦せないのではなく、赦したくない頑なな心を認め、意
志を向け、赦すことを選択して行こう。これは選択だ。意志を向け
る時、御霊が助けて下さる。心が晴れ晴れとした喜びに溢れる。
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おなじ恨み事を何度も思い出しては大切な時間を台無しにするのは
不毛だ。意志を持って捨てるしかない。主に赦せるよう祈ろう。平
安を与えると言われる主が必ず赦せるようにしてくださる。