2017年11月13日(月)

「欲がはらむと罪を生み、罪が熟すると死を生みます」ヤコブ1:15



「人は自分の欲に引かれ」とあり、人には欲望があり、強い欲求が
ある。主は、人を欲望を持つ者として創造されたので、欲望そのも
のは罪ではない。しかし、それ自体は良いものだが、人間には罪の
性質があるため、欲望に引かれ、おびき寄せられ、誘惑され、罪を
犯すことになってしまう。

「自分の欲」とあるように、外側の問題ではなく、自分の内側に問
題がある。様々な問題が起こる時、相手が悪い、相手が原因だと思
いたいが、実は、相手の問題ではなく、「自分の欲に引かれ、おび
き寄せられ」た結果だと。相手の悪い態度で、敵対心を抱き、憎し
みが湧く時、どう見ても、相手が悪いとしか見えない。

しかし敵対心を抱き、憎むという罪を犯したのは自分だ。それを決
して認めたくないので、相手のせいにしている場合も多い。だが、
相手のせいにしている限り、欲望に引かれ、おびき寄せられている
自分の姿が見えない。サタンは、私たちの欲望に働きかけ、餌を投
げかけ罪に誘惑する。が、サタンは、私たちに罪を犯させる事はで
きない。誘う事しかできない。

その誘惑に乗って罪を犯してしまうのは、私たち自身の選択であり、
私たちの責任となる。自分は何に強い欲望があるのだろう。そこに
誘惑が来る。名誉、地位、富、人の賞賛、人からの評価、人の愛・
・自分の一番強い欲は何だろう。それを知り、認めて、祈って行く
時、必ず守られる。
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いつも失敗する自分の弱さを知っているだろうか。認めたくない所
をサタンはピンポイントに突いて来る。認めたくない所、見たくな
い所こそ認め、祈りに繋げよう。